COLLECTION

コレクション

下瀬コレクションは、丸井産業株式会社の代表取締役である下瀬ゆみ子が先代の創業者・下瀬福衛と下瀬静子から引き継ぎながら半世紀以上をかけて少しずつ形成してきました。それは、子どもの成長と平和な世の中を祈って集められてきた京都・大木平藏の雛人形や雛道具、御所人形から始まり、その後、日本近代や西洋の絵画、工芸へと広げられてきています。

京人形・雛人形を中心とする工芸作品

コレクションの中で最も作品数が多い分野で、特に雛人形・雛道具は下瀬美術館の原点ともいえます。その数々の作品を製作したのは、江戸時代の創業以来250年続く京都の老舗人形店、丸平大木人形店(大木平藏)です。他に、平田郷陽や四谷シモンの人形、北大路魯山人や三輪休雪の陶器などを所蔵しています。

エミール・ガレを中心とする西洋工芸

ガラス工芸や陶磁器、家具、人形作品を所蔵しています。そのうちエミール・ガレのガラス作品や家具が大きな位置を占めています。他にドームのガラス、マジョレルの家具、マイセンの磁器、ジュモーの人形などを所蔵しています。

マティスやピサロを中心とする西洋美術

油彩画は、ミレー、ピサロ、ルノワール、ルソー、マティスといった巨匠たちの作品が並びます。他にムンクやピカソ、シャガールなどの版画も所蔵しています。

東山魁夷、加山又造、小磯良平を中心とする日本近代美術

日本画は、竹内栖鳳や横山大観、東山魁夷、加山又造といった代表的作家たちの作品が揃います。油彩画は、浅井忠や梅原龍三郎、佐伯祐三、小磯良平、香月泰男といった近代を代表する画家たちの作品などを所蔵しています。