COLLECTION

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《家族のつどい》

制作年 1896年
材質技法 油彩、カンヴァス
アンリ・ルソー 
作品解説
ルソーは、「税関吏ルソー」の愛称で知られるが、40歳頃から本格的に絵を描き出した遅咲きの画家であった。独学ゆえに、素朴派とも呼ばれ、パリの街や熱帯雨林の幻想的な風景を描いた。
本作は、森の中でパーティーをする家族を描いたもの。緑に囲まれるなか、ほぼ全員が正面を向き、子供は花を手にし、大人はワイングラスを傾けるというどこか不思議な光景である。
ルソーは妻や子供たちに先立たれるなど度重なる悲劇に見舞われているが、本作には、幸せな家族への思いが表わされているのかもしれない。
家族のつどい