COLLECTION

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《氷華磁菊香炉》

制作年 1925~45年頃
材質技法 陶
板谷波山
作品解説
板谷波山は、中国陶磁を研究する中で、青磁や白磁の美しさにも惹かれていった。「氷華磁(ひょうかじ)」とは、宋代の青白磁、ないし青影(いんちん)に倣ったもので、白素地に透明釉をかけた白磁のことである。還元焔焼成により、やや青みを帯びている。
この香炉は、全体を菊花に見立てて成形したもので、各花びらの輪郭に沿って浮彫が施され、その窪みに青みがかった透明釉が溜まっている。気品とともに、清らかさも感じられる作品である。
氷華磁菊香炉