2023.03.01- 2023.05.07
開館記念展 おひなさまと近代美術 — 丸平の人形からガレ、マティスまで

2023年3月、広島県大竹市に誕生する下瀬美術館。丸井産業株式会社の代表取締役である下瀬ゆみ子が、先代から受け継ぎながら形成してきたコレクションを初披露します。
企画展示室には、大きなひな壇が出現。京都の大木平藏(丸平大木人形店)の雛人形や雛道具が並びます。皇室や三井家など名家に愛されてきた由緒正しき存在であり、子どもの成長と平和な世の中を祈って集められてきたコレクションの原点です。おひなさまを初めとした日本の伝統的な工芸の世界をじっくり眺めてみませんか。
水盤に並ぶ8つの可動展示室では、部屋ごとに異なるテーマで日本と西洋の近代美術を紹介。エミール・ガレのガラス工芸や加山又造の日本画、マティスなどの西洋絵画、四谷シモンの人形といった多彩な作品との出会いが待っています。
美術館の設計を手掛けたのは、世界の注目を浴びる建築家の坂 茂(ばん しげる)氏。瀬戸内の自然と現代建築が溶け合い、日常を忘れさせるような不思議な感覚をもたらします。アートのような空間で美術工芸品を鑑賞する、新しい体験をお楽しみください。

基本情報

主催
一般財団法人 下瀬美術館
後援
大竹市